構造最適設計ソフトウェア
「OPTISHAPE-TS 2025」リリース

2025年4月28日

構造最適設計ソフトウェア「OPTISHAPE-TS 2025」をリリースいたしました。
本製品では「評価関数モジュラス」や「肉厚・板厚のコンター図機能」をはじめ、数多くの機能の追加・改善を施しました。

新機能の詳細

評価関数 モジュラス

OPTISHAPE-TS のノンパラメトリック形状最適化機能に評価関数「モジュラス」が追加されました。 本機能では鋳造において引け巣対策などに用いられる指標であるモジュラスを評価します。

制約にモジュラスを含む結果形状
モジュラスを考慮した結果
モジュラス=5.0
制約にモジュラスを含まない結果形状
モジュラスを考慮しなかった結果
モジュラス=6.2

上記の画像はモジュラスを使用した際の一例です。 左がモジュラスの値が5.0 を超えないように制約関数に指定した例、右は指定しなかった例です。

断面:モジュラスを考慮した結果  断面:モジュラスを考慮しなかった結果

断面形状で比較をすると、H型鋼のような断面に成長させることにより厚い部分が可能な限り抑制され、 より凝固時間が短い形状になっていることがわかります。

※本機能のご利用は製造制約機能評価オプションが必要です.ご試用はお気軽にお問い合わせください.


肉厚・板厚コンター

TS Studio に形状のコンター図作成機能が追加されました。
OPTISHAPE-TS には肉厚を制御する機能や、板厚を変える機能がありますが、 それらの数値をコンター図で分かりやすく可視化できるようになりました。

結果形状:肉厚コンター表示 

上記はソリッド要素の肉厚のコンター図の一例です。肉厚は各節点から最も近い面までの距離によって計算されます。 この図では赤から青のグラデーションで肉厚を表し、灰色の部分は計測範囲内に面がないことを示しています。

結果形状:板厚コンター表示 

上記はシェル要素の板厚のコンター図の一例です。 ここでの板厚はプロパティ内に記述されている数値であり、OPTISHAPE-TS では形状最適化の中で節点の位置と併せて板厚も変化させることができます。


その他の機能追加、機能改善

その他にも計算速度の向上やソリッド要素の最大断面積計測機能、各種使い勝手の向上など、大小あわせて 70 項目ほどの機能追加、機能改善を行いました。また、現在までに判明していた既知の不具合も多数修正しております。


構造最適設計ソフトウェア OPTISHAPE-TS について

OPTISHAPE-TS(オプティシェイプ ティーエス)はトポロジー最適化、ノンパラメトリック形状最適化、 ビード最適化の機能を有する構造最適設計ソフトウェアです。
前身の OPTISHAPE を含めて30年以上にわたり、 自動車部品・電気機器・建設用機械・スポーツ用品の研究・開発・設計など、幅広い分野でご活用いただいております。

詳細はこちら OPTISHAPE-TS 製品情報

本製品・ニュースリリースに関するお問い合わせ先

株式会社くいんと 営業本部
tel. 042-362-3884
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