くいんと交流会2019

2019年9月12日(木) 東京コンファレンスセンター・品川 大ホールA にて 『くいんと交流会2019
最適化フロンティア ~実用化への智慧~』を開催いたしました。
お陰様で大変多くの方々にご参加いただき、大盛況のうちに開催する事ができました。
社員一同、心より御礼申し上げます。

開催要項

日 時 2019年9月12日(木) 13:00~17:55 [ 受付開始 12:30 ]
会 場 東京コンファレンスセンター・品川 大ホールA
http://www.tokyo-cc.co.jp/shinagawa/#access
東京都港区港南1-9-36 アレア品川5F
*品川駅より徒歩2分

講演内容

◎基調講演◎

 『最新のマルチスケールFEA:SHGイメージベースFEAと不確かさを考慮した確率的FEA』
   慶應義塾大学 理工学部 機械工学科  教授 高野 直樹 様

◎ユーザー事例講演◎

 ★OPTISHAPE-TS★(五十音順)

 『構造最適化手法を活用した鉄道車両の軽量化への取り組み』
   公益財団法人鉄道総合技術研究所 鉄道力学研究部  高垣 昌和 様

 『サスペンション部品の強度に関する形状最適化技術の開発』
   トヨタ自動車株式会社 車両技術開発部  長谷 高明 様

 『構造最適化を適用した最新の工作機械』
   株式会社ナガセインテグレックス 製造本部  新藤 良太 様

 ★HiramekiWorks★

 『3Dプリンターでバイオリン、その設計と製作』
   地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター 事業化支援本部  横山 幸雄 様

◎くいんと技術講演◎

 『OPTISHAPE-TS 新機能紹介』
 『HiramekiWorks 新機能と今後の計画』
 『各種製品の新機能紹介と今後の展望 - S-Generator, VOXELCON, AMDESS -』

   株式会社くいんと 技術開発部

タイムテーブル

※ 講演タイトルクリックで、講演概要を表示/非表示することができます。

13:00 開会のご挨拶
株式会社くいんと
代表取締役会長・社長 石井 惠三
13:05
慶応義塾大学 理工学部 機械工学科
教授 高野 直樹 様
 材料の微視構造に対して、マイクロCT、TEMトモグラフィー、FIB-SEMのスライス画像から3D再構築したボクセルモデルを用いるマルチスケール有限要素解析(FEA)は、工業用途のみならず医歯学分野のバイオメカニクス解析でも有効活用されている。
 本講演ではまず、最新のSHG(second harmonic generation)装置で歯科インプラント周囲骨のコラーゲン線維を撮像して行うマルチスケールFEAを紹介する。次に、微視構造モデルの入力情報に含まれる不確かさを考慮した確率的マルチスケールFEAについて、短繊維強化FRPや金属3D積層造形品の解析例を通して、課題点や今後の展望を述べる。
14:20
地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター 事業化支援本部
横山 幸雄 様
 「3Dプリンター」と呼ばれて普及が進んでいる付加製造(Additive Manufacturing, AM)技術は、製品の製造手段への発展が期待されており、現在も技術開発が盛んに行われている。
 この付加製造技術の適用事例として、粉末床溶融結合(Powder Bed Fusion, PBF)方式のAM装置を用いて製作したバイオリンについて、その設計方法と併せて紹介する。具体的に、3Dスキャナーによる形状測定、リバースエンジニアリングによる3D-CADモデリング、構造最適化プログラムを含むCAEによる解析、および実際の製作の概要を説明する。
14:45 コーヒーブレイク
15:05
株式会社くいんと 技術開発部
鬼沢 修一
 SOLIDWORKS上で、簡単に実用的な構造最適化を行うことができる HiramekiWorks
 本講演では、本年5月にリリースした最新バージョンの新機能をご紹介するとともに、自動生成されたCADモデルがSOLIDWORKS上で正常に認識できなかった場合の修正機能など、今後の開発計画についてもご紹介します。

株式会社くいんと 技術開発部
石坂 尚也
 S-Generator の曲面編集機能、VOXELCON のレベルセット法ベースのトポロジー最適化、AMDESS の多目的最適化など、各製品の新機能や今後の開発ロードマップについてご紹介します。
15:50
公益財団法人鉄道総合技術研究所 鉄道力学研究部
高垣 昌和 様
 鉄道の車両構体は、省エネや乗り心地の観点から軽量化や剛性の向上が求められている。しかしながら、従来の設計法では鉄道車両特有の構造的な問題から多数の条件設定が必要となるため、剛性や強度を維持しつつ軽量化を行うことは容易ではない。
 そこで、構造最適化手法を活用して、車両構体の軽量化問題に取り組み、さまざまな構体構造の適用性を検討している。ここでは、これまでの構造最適化の活用事例とその成果についてご紹介する。
16:15
株式会社ナガセインテグレックス 製造本部
新藤 良太 様
 工作機械の外観は化粧カバーで体裁を整えているが、本体構造は四角いブロックを組合せたような形状が多く美しいと感じるものは稀有である。
 それに引き替え建築物等は昔も今も誰もが美しいと感じるものが多く、サグラダ・ファミリアや錦帯橋、東京タワー等は良い事例である。それらは理に適った曲線を組合せる等して構造的に最適化されているからに他ならない。
 今回、最新鋭超精密マシンの開発に際し従来の慣例にとらわれることなく理想的な構造を追求し、トポロジーや形状最適化の手法も織り交ぜながら、全く新しい構造を実現した事例を紹介する。
16:40 休憩
16:50
トヨタ自動車株式会社 車両技術開発部
長谷 高明 様
 サスペンション部品の形状設計用に開発した形状最適化技術の事例を紹介する。OPTISHAPE-TSのプラグイン機能と連携して動作するユーザープログラムを開発し、①疲労強度、②変形強度を対象とした目的/制約関数の機能を追加した。
 ①では悪路走行時の時刻歴入力で発生する応力、ひずみを対象とした最適化理論を構築した。②では非線形座屈荷重を対象とした最適化理論を構築し、市販の非線形解析ソフトウェアと連携するシステムとした。
17:15
株式会社くいんと 技術開発部
島田 誠
林 拓也
 最新版 OPTISHAPE-TS2019 では、ソルバーの高速化、固着解析への対応等を中心にモードトラッキング機能やビード最適化の強化等、様々なアップデートを実施しました。 これらのご説明、そして TS Studio の改善点についてご紹介します。
17:50 閉会のご挨拶
17:55 閉会

お問い合わせ

株式会社くいんと 担当:斉藤
tel:042-362-3884

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